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プロセッコ
2007年9月公開
ああ、今年も又、2003年を思い起こすような、猛暑がやってきた…
日向にいると、ジリジリ焦げるような気がしてくる…
ビアガーデンに行って生ビールと枝豆・・・大豆油はあっても、
枝豆が存在しないイタリアでそんなことを言っても無駄なだけ…
でも、あのフルボディーの赤ワインだけは勘弁して!
そういう気分の時にぴったりなのが、プロセッコ!
洋ナシのようなフルーティーで華やかな香が売り物の
ちょっと黄緑がかったスパークリングワインのこと。
プロセッコ
古くからアペルティーヴォ(食前酒)として知られていたワインだけど、数年前ブームがおきてからは、夏、ディナーの間中、このワインで通してもいい、と言われるようになるまで主導権を得たのだ。ズッキーニのフリット、フリット・ディ・マーレ(シーフードのフライ)のような揚げ物にぴったりで、すっきりした飲み心地が魅力のひとつ。
バールで立ち飲みで一杯、3ユーロから5ユーロほどで値段も大変手ごろである。今、ミラノで流行のアペルティーヴォの時間帯(ハッピーアワー)には、このプロセッコを片手におつまみを楽しむ人が多い。彼らは、プロセッキーノと親しみを込めて注文する。
あ一番評価が高いのが、ヴェネト州のドッビアーデネ渓谷、コネリアーノ地域で生産されるもので、これはDOC(原産地統制呼称)に認定されている。プロセッコというのは、ブドウの名前でもある。
ブドウ自体はアロマをかなり持っているため、スパークリングワインにする時も、シャンパンのような瓶の中で第二次発酵をさせる方法をとらず、ベースになるワインを作ったあとは、大きな耐圧タンクの中で、第二次発酵をさせて作る。こうすることによって、ブドウ自体が持っている素晴らしいアロマをワインに残すことができるのである。
耐圧タンク
プロセッコのブドウの木
ドッビアーデネ地域は、美しい丘陵地帯で、農家の人たちが所有するブドウ畑は場合によっては一ヘクタールにも満たない場合もある。そして、一番条件が良い地域がカルティッツエという所で、ここのプロセッコは、他のものと比べても評価も値段も一番高い。
さあ、私もこれを書き終えたら、
バールへプロセッキーノを楽しみに行こうかな…
池田美幸 1986年よりイタリアに在住。 通訳、翻訳、コーディネーターとして活躍中。
農学部出身で、イタリアのソムリエ、チーズテイスターの資格を持ち、イタリアの食文化のエキスパート。 ワインスクールツアーの通訳、サントリーワインカタログのコピーライターの通訳、イタリアソムリエ協会公認、日本人のためのソムリエ資格習得コースの公認通訳等、この分野ならお任せ! ワイナリーやチーズのアトリエ、生ハム工場の訪問等のツアーの企画、イタリアの食に関わる通訳、翻訳、コーディネート承ります。