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| Vol.3 トスカーナ地方 Toscana |
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長い海岸線を地中海に接し、内陸はアペニン山脈に抱かれている。中部イタリアに広がるこの地方は海の幸も山の幸も楽しめる贅沢な食文化を持った地方だ。 昔から絵画に描かれたり、近年では映画の舞台としてよく使われる風光明媚な風景と共に、そこには食通を唸らせる魅力に溢れている。
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トスカーナは丘陵地に位置するため、インゲン豆やエジプト豆の豆類・野菜・ポルチーニ等のキノコ類と食材が豊富だ。野ウサギやイノシシ料理は名物料理で特に「イノシシの生ハム」は中々の珍味、またキァーナ渓谷産のキァーナ牛は「ビステッカ アッラ フィオレンティーナ」として代表料理にもなっている。 特に豆類は良く食べられ、トスカーナの人を「豆食い」と呼ぶ事もあるほど…。 白インゲンと野菜を組み合わせた田舎風スープの「リボリータ」、トスカーナパンをお粥のように仕上げた「パンコット」、豆と煮込んだソーセージや「トスカーナ風トリッパ」(牛の胃袋)等は滞在中に一度は試したい一皿。料理は素材の持ち味を十分に引き出すため、煮込み・炭火焼等、シンプルな料理方が多いが、最後の仕上げに磨きをかけているのが、トスカーナが誇る、チーズ「ペコリーノトスカーノ」とエメラルドグリーンの「エキストラバージンオイル」だ。
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そして、忘れてはいけないのがワイン。フィレンツェからシェナまで広がるキャンティー地方は世界的に有名なワイン産地。
「キャンティーワイン」は普段飲みの物から、高級感ただようリゼルバまで色々なタイプがある。
また「ブルネッロ ディ モンタルチーノ」はそのしなやかな飲み口でイタリアワインの女王とまで呼ばれている。
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また近年、スーパートスカーナと呼ばれる卓越したワインが出現。これはメルローやカベルネ等、フランス品種を新しい感覚で仕上げる醸造家達の努力の結晶だ。
そう、トスカーナの食卓は、お皿にもグラスにも豊かな大地の息吹が溢れている。
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